リオ五輪男子競歩50キロで荒井広宙と体が接触し、銅メダルを巡って日本側の意見が認められた際に潔く譲ったカナダのエバン・ダンフィー。東京、そして五輪への思いを語った。
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史上初めての延期に見舞われた東京五輪まであと1年を切った。戸惑いながらも、開催を信じて練習に励む各国の選手たち。彼らの「いま」を聞いた。

エバン・ダンフィー(カナダ、陸上)

 私が暮らすバンクーバーは2カ月ほどの厳しい都市封鎖がありました。自粛期間中は1ベッドルームのアパートを個人ジムにして、やり過ごしました。集中練習に入ると友人との交流は断つ性格なので、人と会えなくても精神的な負担はありませんでした。

 最近は日常がだいぶ戻りました。父とゴルフに出かけ、友人らとのアイスホッケーも楽しめています。

「100%開催の保証はない」

 東京五輪延期は正しい判断だったと思います。感激したのが、カナダ・オリンピック委員会(COC)の行動力です。国際オリンピック委員会(IOC)が決断できない中、選手を派遣しないと決めました。

 五輪出場は素晴らしい経験です。でも、選手の健康や安全を後回しにしてはいけない。COCは選手を最優先に動いてくれた。だから選手たちも賛同できた。COCはたとえ自分たちへの批判でも、現場の話を聞いてくれます。そんな体制だから声を上げやすい。

 来夏、東京五輪が100%開催される保証はないとみています。東京でも開催について疑問や否定的な声が強まっていて、東京都知事選で小池(百合子)さんの対抗馬が開催に異を唱えていたことも知っています。しばらくは状況を見守りましょう。ただし、アスリートの声と同様で、東京や日本の人々の意見に耳を傾けることも大事だと思います。

拡大する写真・図版陸上男子競歩のエバン・ダンフィー(カナダ)=ロイター

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