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 政府の観光支援策「Go To トラベル」の対象となる旅行商品について、27日から割引価格での販売が一部の旅行会社で始まった。これまでは割引前の価格で購入した後、割引分を還付してもらう手続きが必要だったが、この手間がいらなくなる。ただ、いまも準備が整っていない事業者は多く、割引価格での販売が広がるまでにはしばらく時間がかかりそうだ。

 「Go To トラベル」では、旅行商品の代金が35%割引され、9月以降は代金の15%分が観光地で使えるクーポンとしてもらえる。27日からは、JTBや日本旅行、近畿日本ツーリストなど大手旅行会社を中心に、ホームページに専用ページを開設し、割引価格での販売を開始した。

 観光庁によると、25日時点で事業に参加する旅行業者は1201件、宿泊業者は5707件が登録された。最終的には旅行業者約1万件、宿泊業者約5万件の登録を見込む。観光庁は感染対策の徹底を登録の条件にしているが、その際現地確認はしていない。事後的に立ち入り検査などで対策の不備が判明した場合には登録を取り消すという。

 全国で新型コロナウイルスの感染が広がるなか、東京以外も事業の対象外にするべきだという指摘も出ているが、菅義偉官房長官は27日の記者会見で「現状では東京都以外の地域を除外することは考えていない」と述べた。