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 停滞する梅雨前線と低気圧の影響で東北や新潟県などで28日、記録的な大雨となった。気象庁によると、最大の24時間降水量は、山形県鶴岡市で同日夕までに226・5ミリに上るなど、山形県を中心に10カ所以上の観測点で7月の観測史上最大を記録した。

 28日早朝には、秋田県由利本荘市北部付近で1時間約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられる。市によると、県道が崩落したほか、複数箇所で土砂崩れが起き、住宅地も浸水した。

 山形県では午後から大雨となった。県や消防などによると28日午後3時現在、県内17市町が計125カ所の避難所を開設した。山形市滝平では道路脇の斜面が崩れるなど、各地で土砂崩れや道路の冠水などが相次いだ。土砂崩れのため、西川町大井沢地区の84世帯187人が孤立。大江町で最上川が氾濫(はんらん)するなど、県内複数の河川があふれ、住宅に浸水被害が出ている。

 東北や新潟県での雨のピークは28日夜までの見通しだが、29日は低気圧が東北の日本海側に残るほか、梅雨前線が停滞する西日本から東日本の広い範囲で雨となる予想だ。(山岸玲)