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 遠野市小友町の大規模太陽光発電(メガソーラー)施設建設現場から周辺河川への「泥水流出が止まらない」と28日、住民団体が業者に抗議し、対策を求めた。市に対しても強い指導を要請した。業者は泥水流出を認めた上で、文書での回答と対応を約束した。

 抗議したのは、建設現場を流れる外山(そでやま)川や下流の小友川の流域住民らで作る柏木平地区自治組織連絡協議会(多田裕会長)。業者は米国系ファンド出資の合同会社から工事を受注したNECネッツエスアイ(東京)。太陽光パネル約10万枚の設置を終了し、合同会社が9月の操業をめざす。

 住民が現場からの泥水の流出を確認したのは昨年4月。業者は建設を一時中断し、調整池の設置などを進めたが、住民側は汚濁水の流出は悪化したと主張している。記者会見した多田会長らは28日、「清流のホタルやアユが姿を消し、米作りにも影響している」と抗議したほか、①調整池の容量が小さすぎる②泥水流出で河床や岸辺が削られ、河川改修が必須――と述べ、「本体工事を停止してまず防災工事を」と訴えた。(本田雅和)

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