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 日産自動車の2021年3月期の純損益が、2年連続で6700億円規模の赤字に陥る見通しとなった。もともとカルロス・ゴーン前会長が進めた拡大路線を修正する構造改革費用がかさむところに、新型コロナウイルスの感染拡大で自動車販売の急減に見舞われているためだ。日産は感染拡大の「第2波」の到来を織り込んでおらず、赤字額がさらにふくらむ可能性さえある。

 「厳しいビジネス環境と事業構造改革とが相まって大変厳しい」。日産の内田誠社長は28日、オンラインでの決算会見でそう強調した。

 感染が拡大した今年4~6月は世界的に販売が低迷し、世界販売は前年同期と比べてほぼ半減の64万3千台にとどまった。自動車生産にも影響が出た。日本では前年同期の約3割、北米は2割弱、欧州は約1割に。4~6月の営業損益はアジア以外の主要地域で赤字となった。

 6月末時点で主要地域の販売店は営業をほぼ再開したが、21年3月期の世界販売は前期より約16%減の412万5千台で、営業赤字は過去最大の4700億円になりそうという。連合を組む仏ルノーや三菱自動車など投資先の業績低迷による損失などで純損失はさらに膨らむ。破綻(はたん)寸前に陥り、ゴーン前会長が大リストラをした00年3月期の6843億円に次ぐ規模の赤字が2年続く見通しだ。

 手元資金も心もとなくなってい…

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