[PR]

 県と岐阜市は28日、10~70代の男女25人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの発表者数としては21日の14人を上回り過去最多。下呂市の20代男性の感染も確認され、飛驒地域では初めての感染者となった。

 岐阜市によると、岐阜赤十字病院(同市)に勤める50代の男性医師、医療事務職の50代女性の感染が確認された。いずれも感染経路はわかっていない。

 同病院は県内に五つある感染症指定医療機関の一つ。新型コロナウイルスの感染者も受け入れている。同病院は31日まで新規入院と救急患者の受け入れを停止し、院内を消毒する。2人が担当した患者の検査も行う予定。県の担当者は「一般の病院でも感染者の入院を受け入れているので、すぐに困る状況ではない」としている。

 県によると、羽島市と多治見市の20代女性2人は、それぞれ看護師として県外の別の医療機関に勤める。県外の施設に介護福祉士として勤める美濃加茂市の30代男性も感染が確認された。いずれも感染経路はわかっていない。

 感染が確認された25人のうち、10~20代が約半数の12人を占める。県健康福祉部の堀裕行次長は「非常に厳しい状況。同居する高齢者が感染し、重症化することを懸念している」と話す。感染経路が分からない感染者も多く「市中感染の懸念もある状況」としている。27日現在で67人が入院しており、県は29日にも、軽症者や無症状の感染者が療養する後方施設の運用を再開する予定。(松沢拓樹)