[PR]

 志摩マリンランド(三重県志摩市)が、ケヅメリクガメのベビーラッシュにわいている。3月8日から7月13日までに計25個の卵が孵化(ふか)し、「メロンパンみたい」とネット上で話題になった。母親「セイラ」は映画に出演した経験があり、赤ちゃんたちは「ガメラの孫」にあたるという。

 セイラは昨年11月21日に8個の卵を産み、今年1月10日に34個、3月2日に24個の卵をそれぞれ産んだ。うち25個の卵が孵化し、最初に孵化した7匹の様子を撮影した動画を6月22日に公式ツイッターにアップしたところ、再生回数が12万回を超える大ヒットになった。7匹は13日から一般公開されている。

 7匹ともに小松菜やカボチャなどをもりもり食べ、順調に成長している。飼育員の和田由梨香さん(38)は「恥ずかしがり屋の個体や人なつっこい個体、大食いの個体など早くも個性が際立ってきた」と話す。

 セイラは2005年9月に、角川ヘラルド映画から寄贈された。翌06年に公開された映画「小さき勇者たち~ガメラ~」で、ガメラの「子ども役」として出演した経験がある。昨年9月以降、父親「ソラ」との交尾がほぼ連日確認されていたが、和田さんは「こんなにたくさん産むとは思わなかった。今は赤ちゃんの世話で大忙し」と話す。

 志摩マリンランドによると、草食動物のケヅメリクガメはアフリカ中部のサバンナに生息し、主にサボテンなど多肉植物を食べる。大きいものは甲羅の長さが80センチほどになり、動物園や水族館での飼育環境下では寿命は30年程度とされる。自然界では100年ほど生きる個体もあるという。(安田琢典)