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 戦前から戦時中、戦後にかけての白黒写真を、人工知能(AI)や関係者への聞き取りによって色づけする。そんな取り組みを続けてきた学生と大学教授が、355枚の写真を一冊の本にまとめた。凍り付いたモノクロームの記憶を、彩りによって今と地続きに――。その作業を「記憶の解凍」と呼んできた。

 寺の山門の奥から、おかっぱ頭で笑顔を向けるワンピース姿の女の子。そばでは、別の小さな子が何やら足元をのぞき込んでいる。山門の下のベンチには、腕枕で寝そべった人の姿も。

拡大する写真・図版原爆投下9年前の広島市中島本町(現在の平和記念公園北端)の慈仙寺。1936年8月13日付の大阪朝日新聞広島版に掲載された=同年8月9日撮影

 この白黒の写真が撮影されたのは、広島市中島本町にかつてあった慈仙寺。今は、平和記念公園が広がるエリアだ。1936年8月9日。のんびりしたお盆前の何げない風景が収まっている。

東大1年生による色づけの過程、そしてカラー化した戦時中の写真を記事後半で紹介します。

 しかし9年後、このほぼ真上で…

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