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 災害時に避難所の混雑状況が一目で分かるよう、QRコードを利用して避難者情報を集約するシステムが開発され、東京都調布市で29日にあった避難訓練で導入された。どの避難所に何人いるかが市ホームページ(HP)で公開され、避難所で新型コロナウイルスの感染者が出た場合は接触の可能性があった人に連絡がいく仕組みだ。市などによると自治体でのこうした取り組みは全国的にも珍しいという。

 同市立第三小学校での訓練には、職員や市民など約80人が参加。避難所に入る際、スマートフォンなどでQRコードを読み込み、名前や人数、メールアドレスなどを入力してもらった。

 これらの情報をもとに、市HPには各避難所ごとの想定収容人数や「混雑している」「空いている」などの混雑状況を一覧表とグラフで表示。これから避難しようという人たちに、混んでいない避難所を選んで避難してもらう狙いがある。

 同市では昨年10月の台風19号で、多摩川に近い四つの避難所に多くの避難者が集中。用紙に名前などを書き込んでもらって集計していたため、人数の把握に手間取ったという。その反省から、同市が災害協定を締結するソフトウェア会社「サイボウズ」の開発したシステムを導入した。(平山亜理