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 警察官の新型コロナウイルスへの感染を防ごうと、愛知県警は27日から、110番通報を受けた際、通報者に対して、体調を質問する運用を始めた。

 県警が窃盗容疑で逮捕し、留置していたユーチューバーの男が新型コロナの感染者で、接触した警察官の感染が相次いだことがきっかけ。人との接触を避けられない警察官の感染リスクを軽減することが課題となっていた。

 県警本部の通信指令室で通報を受ける際、緊急時などを除き、可能な範囲で「体調はどうですか」と質問。警察署に指示する際、その情報をもとに発熱やせきなどの症状を訴えているかどうかを伝える。通報者が体調不良を訴えた場合、防護服を着て現場に駆けつけることもあるという。

 30日時点で体調不良や感染の疑いを訴えた通報は6件。交通事故を起こしたという男性からの通報で、体調について質問すると、PCR検査の帰りと判明したこともあった。高田幸昌通信指令課長は、「警察官の感染が広がり、自宅待機者などが増えると地域の治安低下にもつながる。現場に向かう前に状況を知ることで心身ともに備えられる」と話している。(村上友里)