戸田拓
札幌交響楽団(札響)は7月30日、演奏会再開に向けたリハーサルを、札幌芸術の森アートホール・アリーナで報道公開した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2月22日の演奏会を最後に5カ月以上休止していた。この日は8月1日に札幌コンサートホールKitaraで行われる名曲コンサートに向けて、佐藤俊太郎さんの指揮でモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」などを練習した。チケットは既に完売している。
拡大する演奏会の再開に向けて、佐藤俊太郎さん(左上)の指揮でモーツァルトの交響曲第41番を練習する札幌交響楽団=2020年7月30日午後0時17分、札幌市南区
札響は2月28日の北海道の緊急事態宣言を受けて、同日以降の演奏会をすべて中止または延期としていた。8月1日の演奏会は4月11日のコンサートの振り替え実施だが、舞台での演奏者の間隔を広くとるため、少人数編成で演奏可能な曲目に変更した。弦楽器では通常2人1台の譜面台を1人ずつにして椅子を離し、飛沫(ひまつ)感染防止のため管楽器群と弦楽器群の間にアクリル板を立てるなどの対策もとった。
久しぶりのホールでの練習に、…
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