拡大する写真・図版残高が48円になった銀行口座。社協からの入金がないか、確認するのが習慣になった=7月、江口悟撮影(画像を一部加工しています)

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 スマートフォンに映し出された都銀口座の残高は「48円」だった。もう一つある、ゆうちょ銀口座の残高は数カ月前から「71円」のままだ。

 神奈川県に住む30代の女性は、新型コロナウイルスの感染が広がる前は派遣型風俗店、いわゆるデリバリーヘルスの仕事をしていた。1月には7万円台の収入があったが、2月は3万円台、3月には9千円に減った。取材で会った7月中旬、女性の手元に残る現金は約2700円だった。

 女性は10代の子どもを育てるシングルマザーだ。離婚した元夫から養育費は入ってこない。友達の店を手伝ったり、風俗の仕事をしたりしながら必死に子育てをしてきた。子どもの前では明るく振る舞うが、再び感染が広がる中、一向に先が見えない。「もう限界だし、いっぱいいっぱい。こんな毎日がいつまで続くの?」。考え出すと、夜眠れなくなる。一人になると、涙がこみあげてくる。

追い詰められた女性がすがったのは、社会福祉協議会(社協)の貸付制度でした。ところが、申請から1カ月半以上たっても入金がありません。記事の後半では、社協の「崩壊」について報告します。

緊急事態宣言後、無収入に

 20代で離婚後、アパートで子…

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