[PR]

 8月1日からようやく夏休みに入る子どもたちがいる一方で、まだ授業が続く小中学校もある。コロナ禍による長期休校の影響で、全国の9割以上の自治体が小中学校の夏休みの日数を短縮する今年の夏。学校現場では、感染予防に加えて暑さ対策にも気を配りながら授業を続ける、異例の夏となっている。

 28日の放課後、多摩市立多摩中学校の正門前に仮設テントが設営され、「飲み処」と書かれた赤ちょうちんがぶら下がった。

 「ちょっと寄ってって」

 卒業生の親たちが下校時の生徒たちを手招きして迎える。麦茶やスポーツドリンク、校庭の木になる梅からつくった特製の梅ジュースから選べる「ドリンクバー」だ。

 多摩市の小中学校は、夏休みが例年の半分以下の16日間に短縮され、8月7日まで登校日だ。多摩中では7~8月の週1回、暑さ対策と息抜きを兼ねて飲み物をふるまっている。発案した千葉正法校長は「生徒たちは今あっぷあっぷ。パンクしないようさまざまな配慮をしていきたい」と話す。

 いつもなら夏休みなのにまだ授業が続くことについて、中1男子は梅ジュースを飲みながら「最悪っすよ、もう。(私立小に通う)妹は先週から夏休みで、きょうはディズニーランドに行ってます」と渋い顔で悔しがる。

 中1女子は「セミの鳴き声がうるさくて集中できない」と話す。夏休みは祖父母に会うため北海道で過ごすはずが、休みが大幅に減ったうえ、コロナの感染拡大で中止に。「しょうがないって思うけど、ちょっと短すぎ。夏休みって感じがしない。第2波で休校になったら、冬休みも短くなるのかな」

 一方、中3男子は「夏休みは塾の予定でぎっしり。どうせ受験勉強しなきゃいけないので、その場所が学校か塾か家かの差でしかない」と、スポーツドリンクを一気飲みして塾へ向かった。

課題は暑さ対策

 文部科学省の調査(6月23日…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら