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 宮崎県内で新型コロナウイルスの感染者が新たに15人確認され、県内の感染者数は計121人となった。県は30日、対策本部会議を開き、「感染拡大緊急警報」を出した際に西都児湯地域を対象にした休業要請や時短営業要請を8月1日から16日間、全県に拡大することを決めた。

 宮崎市では新たに10代男性、30代女性、60代女性、50代男性の4人の感染が確認された。また高鍋町で30~70代の男女4人、西都市で40代の女性2人、都城市の20代女性、日向市の40代男性、都農町の40代男性、木城町の60代女性、川南町の60代男性の感染を確認した。

 休業や時短営業の対象となるのは出前や宅配、持ち帰りを除く全ての飲食店。接待を伴う飲食店については休業を要請し、それ以外の飲食店は朝5時~夜8時の営業を求める。酒類の提供も午後7時までと制限する。接待を伴う飲食店は県内に約3千店、それ以外の飲食店は約1万店ある。

 要請に協力した場合、接待を伴う飲食店には10万円、それ以外の飲食店には5万円を支給する。

 またこれまでに販売された県のプレミアム付き食事券の使用期限についても、休業要請に伴い、使用期限を10月31日まで延長する。

 河野俊嗣知事は記者会見で「県都宮崎市でも感染が拡大しており、非常に深刻な状況にある。(休業する)事業者には大変申し訳ないが、今、封じ込めることが大事」と理解を求めた。

 29日午後1時現在の感染者106人は30代が22%、40代が32%と合わせて半数を占める。一方、60代以上は12%となっている。知事は「感染拡大を防ぐことが、今後、高齢者の感染を防ぐことになる」と話した。

 一方、県内最大の宮崎市の歓楽街「ニシタチ」でも感染者が出たことが判明した。ニシタチの飲食業界の関係者によると、ニシタチの飲食店で従業員の感染が確認され、現在は休業しているという。関係者は「ニシタチでもついに出た。感染が判明する前から2~3割の店が営業を自粛しており、客も感染を警戒して来ない状態が続いていた。休業要請を出してもらったほうがありがたい」と話す。

 宮崎市はニシタチでの感染者発生の有無について「今後の濃厚接触者の調査に影響が出る」として明らかにしていない。

 また、県立宮崎病院は、勤務する給食委託業者の従業員の感染を発表。霧島酒造も都城市の本社で内勤をしている20代の女性社員の感染を公表した。(神崎卓征、矢鳴秀樹)