「戦争は女の顔をしていない」のノーベル賞作家を聴取
モスクワ=喜田尚
大統領選の不正疑惑への抗議が続くベラルーシで、反政権派が設立した「調整評議会」の執行委員に名を連ねたノーベル文学賞作家スベトラーナ・アレクシエービッチ氏(72)が26日、参考人として捜査当局の事情聴取を受けた。当局は「政権強奪」を呼びかけた容疑で評議会関係者の捜査を進めている。同氏は聴取後、「国を分断させてはならない」と語り政権に対話を呼びかけた。
アレクシエービッチ氏は同国在住の作家で、第2次世界大戦の従軍女性の声をまとめ、日本でマンガ化された「戦争は女の顔をしていない」などの作品で知られる。2015年にノーベル文学賞を受賞した。
捜査当局の庁舎を出た同氏は…
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