レッドブル創業者の孫に再び逮捕状 世論の反発に押され

バンコク=貝瀬秋彦
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 タイの警察当局は、危険運転致死や麻薬使用などの疑いで、栄養ドリンク「レッドブル」の創業者の孫ウォラユット・ユーウィッタヤー容疑者の逮捕状を、27日までに取った。2012年に起きたひき逃げ事件をめぐり、検察当局が6月に同容疑者の訴追を取り下げたことから、「金持ち優遇の二重基準」との反発が市民の間に広がっていた。同容疑者は事件後、自家用機で海外に逃亡している。

 ウォラユット容疑者はバンコクで高級車フェラーリを運転中、バイクに乗っていた警察官をはねて死亡させ、逃げた疑いがある。検察は、警察官側にも過失があったとの目撃情報などを理由に訴追を取り下げていた。世論は激しく反発し、プラユット首相は調査委員会の設置を決定。検察や警察もそれぞれ検証を余儀なくされた。警察は今回、新たな証拠が得られたとして改めて逮捕状を請求した。(バンコク=貝瀬秋彦)