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 戦後最長の7年8カ月にわたった安倍晋三首相の2度目の任期中、暮らしはどう変わったのか。識者の分析とともに振り返ります。

積み重なった不安が爆発した老後2千万円問題

《経済ジャーナリスト・荻原博子さんの話》

 いわゆる「普通の家庭」が貧しいと感じるようになった7年8カ月でした。対照的に、企業とお金持ちの人は裕福になったと言えます。法人税の実効税率は引き下げられ、内部留保は積み上がり、株価は高値を維持しています。

 なぜ、「普通の家庭」が貧しいと感じるようになったのか。物価変動の影響を除いた実質賃金は増えていません。しかし、消費税は5%から2度上がり、倍の10%になりました。社会保険料が増えた人もいる。自由に使えるお金がなく、生活が苦しいと多くの人が感じています。

 年代ごとに見ていくと、シニア世代では70~74歳の医療費の窓口負担が段階的に1割から2割に引き上げられました。介護保険サービスの自己負担も、一定の収入がある人については1割から2~3割に。年金については、受取時期を遅らせることが選択できるようになりました。じわじわとしたお金の不安につながっていると思います。

 働く世代向けには、パートなど短時間で働く人を厚生年金に加入させる動きが強まりました。将来の年金が増える効果はありますが、いまの生活が苦しい人にとっては、実入りが減ることは痛手です。

 こうした生活不安を抱えている…

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