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 福島市の街の顔だった老舗百貨店「中合福島店」が31日閉店し、市民から惜しまれつつ146年の歴史に幕を閉じた。県都から百貨店が消え、県内の百貨店は郡山市のうすい百貨店だけとなった。中心市街地の空洞化に拍車がかかることが懸念される福島市は、「街なか」のにぎわいをどのように取り戻すのか、難しい課題に直面する。

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 閉店時間の午後7時少し前、100人を超す市民が入り口の前に集まった。セレモニーはなく、シャッターが下り始めると、「ありがとうございました」の声と拍手が響いた。

 午前10時の開店前にも30人ほどの列ができた。市内の五十嵐静子さん(87)は注文したブラウスを最終日に受け取りに来た。「市内には百貨店が五つあった時代があり、県外からも客が来た。それがすべて消えるなんて、考えられない。これから、お中元やお歳暮をどうすればよいか」

 催事スペースで長年、生け花の…

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