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 自民党総裁選への出馬を明言した岸田文雄政調会長(63)の地元は広島県だ。同党県議の一人は「党員投票では岸田さんは不利になる」と、党員・党友の投票を省く「簡易方式」を歓迎する。「一般党員の間での岸田さんの知名度は、菅さんや石破さんに劣る。党員投票より両院議員総会で決める方が有利。県連としては一致団結して岸田さんを押し上げたい」

 ただ、衆院議員の河井克行被告(57)と妻で参院議員の案里被告(46)が起訴された事件の影響を懸念する声もある。同党の広島市議は、夫妻側に党本部から1億5千万円が提供されたことを挙げ、「党は資金の使い道も調べず、渡した理由の説明もない。自民党は都合の悪いことは隠すとみられても仕方がない。総裁選で党員投票をせずに決定を急ぐと、『また密室で』と思われてしまう」と言う。