蜷川大介
自動車内で冷却スプレーを使用後、たばこに点火しようとして爆発に巻き込まれる事故が今夏、広島県福山市と岡山県倉敷市で相次いだ。冷却スプレーには可燃性ガスを含んだ製品が多く、国民生活センターなどは注意を呼びかけている。
福山市御門町2丁目の県道で8月19日夕、信号待ちをしていたトラックが突然爆発した。運転席の天井やドアはゆがみ、窓ガラスは粉々になって20メートル先にまで吹き飛んだ。近くの店にいた女性は「バーンという音がして道路を見たら、ガラス片が店先にまで散らばっていた」と振り返る。
現場に駆けつけた福山東署や福山地区消防組合によると、運転手の20代男性は顔などに軽いやけどをしており、「車内で冷却スプレーを30秒ほど体に吹きかけた後、たばこを吸おうと着火したら爆発した」と話したという。飛び散った破片などで周囲の車7台に傷がつくなどした。
倉敷市真備町の住宅工事現場で…
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朝日新聞広島総局