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(7月31日、プロ野球 ロッテ5―4楽天)

 ロッテの石川歩は額の汗をぬぐいながら、腕を振った。6回を被安打8、2失点の粘投。「田村がうまくリードしてくれたおかげ」。開幕投手が今季7戦目で初勝利をあげ、チームを勝率5割に戻した。

 無類のサウナ好き。中部大時代はスーパー銭湯に週5回通ったこともある。東京ガスからプロ入り後も、遠征先では行きつけの銭湯に足を運ぶ。めざすは年間100回。リフレッシュできる上、投手陣と野球談義をする場にもなる。

 昨年、サウナは投球にも生きると話していた。「残り1分が勝負。メンタルを鍛える」。過酷な環境に少しでも長く身を置くことで、ピンチを乗り切るための精神力に磨きをかける。この日は毎回走者を背負ったが、耐え抜いて、105球で抑えた。

 サウナから水風呂へ移り、外気浴をする時が一番体がすっきり感じるという。その心地よさを「サウナ用語で『整う』って言うんですよ」。今季は新型コロナウイルスの影響で、銭湯に行く回数は減ってしまったが、自宅の浴室暖房をサウナ代わりにしたことも。32歳の右腕は「整った」に違いない。(室田賢)