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 山形市郊外にある東北芸術工科大学に1匹の野良猫がすみ着いていた。学生や教職員に愛された「ジャンゴ」。芸術家を志す若者たちを刺激し、癒やし、作品にも登場する存在だった。

 美術科版画コースの若月公平教授(64)によると、茶色い毛並みのジャンゴは体長50センチくらいの小柄なメス。7年ほど前からキャンパスにすみ着くようになった。名前の由来は、当時公開されていたクエンティン・タランティーノ監督の映画「ジャンゴ 繫(つな)がれざる者」から。学生がその鋭い目つきを、復讐(ふくしゅう)に燃える主人公の男になぞらえたという。

 人懐っこくもどこか素っ気ない性格で、キャンパス内を気ままに歩き回り、アトリエ内に侵入することもしばしば。たまに作品を汚すような粗相もしたが、定位置だった芸術実習棟の版画室前まで多くの学生が会いに来た。若月教授は「大学生活や制作の悩みを語りかける学生もいたようだ」と振り返る。

人気者だった野良猫のジャンゴ。「初めての友達」「受験したきっかけだった」。学生たちとの交流を取材しました。

 持病があったというジャンゴは…

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