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 降り続いた雨は、多くの悲しみをもたらした。濁流が愛する人を奪い、住み慣れた家をのみ込んだ。積み上がったがれきに立ち尽くし、人知れず涙をこぼす人もいる。九州を襲った豪雨から8月4日で1カ月。人々はそれでも前を向き、復興に向けた一歩を踏み出そうとしている。爪痕残る被災地を歩き、それぞれの姿をカメラに収めた。

拡大する写真・図版骨組みだけが残った家の車庫でパラソルを立て、荒川昭洋さん(左)と話す中神ゆみ子さん=2020年7月18日、熊本県球磨村渡、吉本美奈子撮影

 「もう笑うしかなか」と話す中神ゆみ子さん(70)。毎日のように、避難所から1時間以上かけて球磨村渡の茶屋地区に通う。倒壊した家があった場所だ。「避難所にいてもつらいし、狭いし、寝に帰るだけ」

 長い梅雨が続いた。たまに晴れた日には、骨組みだけが残った車庫の敷地にパラソルを立て、近所の荒川昭洋さん(75)とおしゃべり。中神さんは、同じく被災した荒川さんを「泳いで避難し、九死に一生を得た人」と話す。

戻ってきた宿の看板、JR肥薩線のトンネルが唯一の生活道、母娘で恩返し……。豪雨被災地の人々の姿を写真とともに紹介します。

 これまでも何度も球磨川の水害…

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