[PR]

(1日、愛知独自大会 中部大春日丘 7 - 6 名古屋市工)

 名古屋市工と中部大春日丘が相対するのは、この夏3回目になる。両校による4回戦は、7月25、26日に降雨ノーゲームになっていた。仕切り直しとなったこの日の試合は、夏らしい青空の下で始まった。

 「よっしゃあ、今日こそやってやる」

 朝、晴れた空を見た中部大春日丘の伊藤優吾選手(3年)と名古屋市工の井垣翔主将(3年)は、同じことを思った。この1週間は天気を気にしてきた。そして、互いの先発の左腕投手対策を積んできた。

 試合は両チーム計25安打が飛び出す打撃戦に。名古屋市工がリードを奪えば中部大春日丘が詰め寄る。井垣主将は「相手は私立。でも今までやったことを出せば、絶対勝てる」。四回表にはボールに食らいついてスクイズを決め「気持ちが乗った」。八回表にも適時打を放った。

 一方、中部大春日丘の伊藤選手は「接戦は想定内」と考えていた。八回裏、適時打を放ち、6―6の同点に追いついた。

 延長タイブレークにもつれ込んだ試合は、中部大春日丘の乾昇太選手(3年)の犠飛で決着がついた。

 試合後、名古屋市工の井垣主将は「どんなに苦しい練習でも、文句一つ言わずにみんなついてきてくれた。仲間は一生の宝物です」。涙と汗を拭った。

 雨にたたられた両校の「決着戦」に勝った中部大春日丘の伊藤選手。この日、東海地方の梅雨が明けたことを聞かされ「晴れた方が元気が出る。明日も打てる気がします」。(山崎輝史)