【動画】陸上短距離の桐生祥秀は今季初戦で10秒04をマークした
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 10秒0台では納得いかない――。陸上男子100メートルの前日本記録保持者、桐生祥秀(日本生命)が1日、山梨県富士吉田市の富士北麓公園陸上競技場で行われた競技会に出場。100メートル決勝で10秒04(追い風1・4メートル)をマークし、今季初戦から好調ぶりをうかがわせたが、その表情は晴れなかった。

 昨秋の世界選手権以来のレースは、スタートから飛び出して先頭に立つと、終盤にかけて一気に加速。他の選手を圧倒し、「レース勘を戻せてよかったし、練習してきたことが出せた」と手応えを口にした。

 だが、東洋大時代の2017年に9秒98で走り、日本選手として初めて10秒の壁を突破した24歳は、少し残念そうだった。オフシーズンの練習が充実していたといい、「自己ベストを出すつもりだった。(10秒)0台は何回も出しているし、0台は求めていないので」。シーズンの初戦は調整と位置づける選手が多いなか、9秒97の日本記録を狙っていた。

 新型コロナの感染拡大で来夏に延期になった東京五輪の男子100メートル決勝は、ちょうど1年後。今月23日に、五輪と同じ舞台でもある国立競技場で開催されるセイコーゴールデングランプリに出場する。「そこでベストを出したい」と話した。