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迫る!本能寺の変㊥

 本能寺の変の「怨恨(えんこん)説」は、研究者の間では50年以上前に否定された。動機が明智光秀の主体的意思でないのなら、背後に光秀を動かした「誰か」がいるはず――と仮説が立てられる。

 しかし、誰かが光秀に犯行を指示したり、示唆したりしたことを明確に示す史料は見つからず、研究者は再びこのテーマから離れる。一方で、史料にこだわらない立場からは、現代的な推理で様々な黒幕が考え出された。

本能寺の変の原因をめぐる諸説について、信長の業績や生き方を20年以上研究する滋賀県立安土城考古博物館学芸員の高木叙子さんに寄稿してもらった。3回にわたり掲載します。

 天下人となり敵の多かった織田信長にとっては、対立する立場の人や組織、信長が死んで得をした人物など、怪しい黒幕候補はいくらでも浮かんでくる。

 「得をした人物」として、信長の天下を引き継いだ豊臣秀吉や徳川家康は、安易に名が挙がる。「秀吉黒幕説・家康黒幕説」だ。刑事捜査なら定石だろうが、果たしてそうなのか。

 毛利攻めの最前線にいた秀吉は…

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