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コロナQ&A(夏休みの過ごし方編) 回答:松本哲哉・国際医療福祉大主任教授(感染症学)

 Q 夏休みに旅行や帰省で遠くに出かけるか迷っていますが、どう考えれば良いでしょうか。新幹線や飛行機などで移動するとき、注意点はありますか。

 A 様々な事情があると思いますが、特に感染が広がっている地域からの旅行は、慎重に考える必要があります。東京などは感染が広がり、人と接触していると、無症状のまま感染している可能性もある。祖父母と孫や友人同士で話や食事をすることは感染させるリスクがあり、できれば避けたほうがいいと考えます。

 海外で日本の観光客を受け入れる国もありますが、感染が収束せず、日本よりリスクが高い国が多いと思います。このタイミングで行く必要があるか、慎重に考えてほしいです。

 新幹線や飛行機は換気がされているため、乗っているだけで集団感染が起きる心配はないでしょう。ただドアなどを触る時に手にウイルスがつく可能性はあるため、目や鼻、口を触らないことと、手洗いが大事です。消毒薬を持ち運ぶのも良いと思います。

 移動中は座席の間隔をあけ、しゃべるのは控えめにする。近距離で話すのは感染を広めるリスクがあります。マイカーの移動も、狭い空間で長い時間を過ごすため、窓を開けるなどの換気が大切です。また旅行の1週間ほど前から体温を測り、発熱がないかチェックしてほしいですね。

 お盆休みなどに人々が一斉に動くのは避け、分散させるべきです。企業のトップなどが呼びかけ、休みを分散するのが当たり前になる必要があると思います。

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 まつもと・てつや 国際医療福祉大主任教授(感染症学)。同大学病院での診療や、日本環境感染学会の副理事長として院内感染防止の指針作成にあたる。