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コロナQ&A(夏休みの過ごし方編) 回答:松本哲哉・国際医療福祉大主任教授(感染症学)

 Q 夏休みに海や山、プールや遊園地で過ごすとき、感染を避けるための注意点はあるでしょうか。

 A 海や山の場合は屋外なので、人が集まって「密」にならなければ、それほど神経質になる必要はないでしょう。ただテントの中で話をしたり、バーベキューで至近距離で食事をしたりするのは要注意です。特にお酒が入ると声が大きくなり、人との距離も保てなくなる。「屋外だから大丈夫」とは思わないでほしいです。

 プールでは、もし感染した人が入っていても、泳いでいるだけで水を介して感染することはありません。プールの水は塩素で消毒され、つばが水の中に入っても希釈されます。一方、更衣室などの共用部分で、ウイルスが手につく可能性はあるため、やはり手洗いが大切になります。

 遊園地は、ジェットコースターや絶叫マシンに乗ってもマスクを着け、大声は出さないようにする。グループで行く人が多いと思いますが、屋外でも、近距離で真正面に向き合って会話をするのは避けたいです。

 美術館や博物館については、黙ったまま展示を見れば大丈夫ですし、こうした場所から感染が広がるとは思いません。安心して楽しめると思います。一方、劇場では集団感染が起きた事例がありました。ライブハウスなどもですが、多くの人が集まる場所で大きな声を出すのはリスクがあります。換気に加え、飛沫(ひまつ)を防ぐ対策が必要です。

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 まつもと・てつや 国際医療福祉大主任教授(感染症学)。同大学病院での診療や、日本環境感染学会の副理事長として院内感染防止の指針作成にあたる。