警備や旅行の未来の形 コロナで加速「アナタノカワリ」

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白井伸洋
【動画】ビル内を巡回する遠隔操作警備ロボットugo=白井伸洋撮影
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 警備員に代わって建物を警備したり巡回したりし、飲食店では従業員に代わって注文に応じて飲み物を作り、客の元まで配膳する。あるいは、自分の代わりに遠く離れた博物館や観光地を訪れ、展示や風景を見て回る。そんな現実がもう実現しつつある――。

 様々な場面で活躍が期待されるロボットたち。当初は少子高齢化にともなう人手不足を補うことなどを背景に開発が進められてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大がロボットに新たな意義を付け加え、開発や導入を加速させている。

 ロボットと共に生活する未来に向け、実証実験が進む現場を訪ねてみた。(白井伸洋)

リモート警備

 東京都港区にあるビル3階のロビー。ロボット「ugo(ユーゴー)」が、「右手」をあげて敬礼をしながら立哨の引き継ぎをしていた。ugoを操るのは、警備センターにいる警備員だ。専用に設定されたパソコンでugoに付いている3台のカメラ映像を見ることができ、インターネットを通じて遠隔操作する。

 開発した「Mira Robotics(ミラロボティクス)」とビル管理などを担う「大成」は、7月20日から本格的な実証実験をスタートさせた。大成の担当者は「大勢の人が行き交う場所での警備は、新型コロナウイルスへの感染や媒介者になる可能性がある。そうした場所にugoを配置できれば」と活躍に期待を寄せる。

この後にも、新型コロナウイルス感染が拡大する中で活躍が期待されるロボットたちの写真や動画がご覧いただけます。

■遠隔で旅行も…

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