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 震災から間もなく10年。壊滅的な被害を受けた宮城県気仙沼市でいま、風化にあらがうように、語り部を希望する中学・高校生が増えている。肉親や友人を失い、家を流されたあの日。思い出すのはつらいが、「自分たちがはっきり覚えている最後の世代」。同じような思いをしてほしくない。だから、語る。

 「自宅に戻っていたら、いまここでこうして話はできていません。非常時こそ、まず冷静にならないといけないんです」

 がれきとともに押し寄せた津波の写真をパネルで示しながら、気仙沼向洋高3年の熊谷樹(たつき)さん(18)が話し出した。7月上旬、市の震災遺構・伝承館の屋上。遠くに見える海は、穏やかだ。

 当時、市立階上小の2年生だっ…

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