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 「2020年夏季山梨県高校野球大会」は3日、山日YBSと富士北麓(ほくろく)の2球場で2回戦4試合があった。昨夏の山梨大会で準優勝した東海大甲府は14安打の猛攻で甲府南を圧倒。帝京三は終盤の集中打で韮崎に逆転勝ちした。山日YBS球場の第3試合、日本航空―甲府一は雨と雷でノーゲームになり、4日に行われるなど大会日程が一部変更された。

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 強打の帝京三打線を相手に、韮崎の長田樹季(いつき)投手(3年)は直球、カーブ、チェンジアップを低めに集め、打たせて取る投球がさえた。七回まで散発4安打、無失点に抑えた。

 しかし、疲れが見えた八回につかまる。この試合初の長打となる二塁打を許す。2死まで取るが、さらに4連続長短打を浴び、3失点目で降板した。

 「くよくよせず、気持ちを切り替えようと腕をしっかり振って投げ込んだ」。自らの投球を振り返った。「守りを信頼し、最高の投球をみせてくれた」と保坂哲男監督はたたえた。

 降板後は中堅に回り、中堅からマウンドに上がった福井景大選手(3年)に声をかけ続けた。

 この試合は3年の全部員9人が先発に名を連ね、最後まで交代せずに戦い抜いた。「入部当時からの9人が1人もやめずにきた。3年間の努力の成果が出せた」と笑った。(田中正一)