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 熊本県を中心に70人以上が亡くなった九州豪雨から4日で1カ月。多くの犠牲者が出た熊本県の球磨(くま)村と人吉市は、行政が水害時にとる対応を時系列で整理した「防災行動計画」(タイムライン、TL)の「先進地」として知られてきた。ただ、早期に避難情報を出しても住民の避難につながらなかったり、途中からは計画通りに対応できなかったりと課題も浮かんだ。

避難、すでに終えているはずなのに……

 球磨川が氾濫(はんらん)する半日以上前の7月3日午後4時。

 球磨村職員たちは、熊本地方気象台や他の流域自治体とオンラインで「球磨川水害TL」会議を開いた。梅雨時期に大雨が予想されれば会議を開くというTLに沿って対応を協議した。

 3日午後6時からの24時間雨量は200ミリの予想。「九州では通常の大雨の範囲」(関係者)とされる。

 だが村は午後5時、移動に時間がかかる住民に避難を促す「避難準備・高齢者等避難開始」を早めに出した。これまでに降った雨で土壌に相当量の水分がたまっているとみたからだ。指定避難所6カ所も開いた。

 気象台が土砂災害警戒情報を発表した午後10時20分には、警戒レベルが1段階高い「避難勧告」も出し、防災無線で住民に伝えた。TL通りの対応だった。

 だが、日付が変わると想定を上回る速さで災害発生の危険度が増していった。雨脚が強まっていた。

 4日午前2時の球磨川の水位は…

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