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 工場で使われる産業用ロボットなどを販売する技術商社のICHIKAWA(広島市中区)は、今年4月、広島市安芸区に新たな工場を建てた。

 商社と言っても、単に商品を仕入れて売るだけではない。大手メーカーがつくるロボットなどを組み合わせて、オーダーメイドの設備を顧客に提案する。市川二朗社長(49)は「技術提案力も兼ね備えた商社として、今後の差別化を図りたい」と意気込む。

拡大する写真・図版創業当時の写真を見る市川二朗社長(左から2人目)と創業者長男の順一会長(同3人目)=2020年7月1日午前11時2分、広島市中区、辻森尚仁撮影

 東京商工リサーチ広島支社によると、広島に原爆が落とされた1945年に広島県内で創業し、現存する企業は約110社。ICHIKAWAもその一つだ。市川社長の祖父順一さん(故人)が45年12月、市川商会を広島市祇園町(現・安佐南区)で立ち上げ、47年に市川物産となった。

拡大する写真・図版創業者の市川順一さん。業務用ポンプとモーターの販売をきっかけに、技術商社として成長する礎を築いた=ICHIKAWA提供

 2013年に就任した市川社長は、2年後の創業70年を機に社史を作れないかと思案し、あるメモの存在を知った。初代社長の妻で市川さんの祖母にあたる博子さん(故人)が会社の生い立ちを口述し、元社員が書き取ったメモだ。前副社長で特別顧問の安田邦男さん(80)が保管していた。

 初代社長の順一さんは戦前、大…

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