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(高校野球人物館)米子東3年・岡本大翔

 昨年春、夏と甲子園に出場し、夏は2年生ながら4番として1回戦で3安打を放った。高校通算26本塁打。古豪復活を象徴する右打者だ。

 身長190センチ、体重92キロの大型遊撃手は、小さい頃から背の順の一番後ろを譲ったことはない。足の大きさも31センチと規格外。スパイクはネットで探してもなく、スポーツ用品店で取り寄せてもらった。

 鳥取県伯耆町から県内屈指の進学校に入学したが、甲子園で高いレベルの野球を実感してプロにあこがれた。「東高なら大学進学したほうがいいのでは」と迷ったが、両親や紙本庸由(のぶゆき)監督から「自分のやりたいようにやってくれるのが、うれしい」と背中を押され、高卒でのプロ入りを目指すことを決意した。

 コロナ禍による休校中は、二つ下の弟を相手に課題の守備練習に徹した。日々の練習内容を野球ノートに細かに記録し続けた。全国選手権大会は中止になったが、プロ入りの目標はぶれない。「頑張る姿を見て喜んでくれる人がいる。元気なプレーを見せたい」

 昨夏の甲子園で左肩を脱臼し、手術したのがちょうどドラフト会議の日(10月17日)だった。今年は最高の日にするつもりだ。(大坂尚子)