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 三重県伊賀市の県立あけぼの学園高校で、美容師を目指す生徒たちが参加している「ビューティクリエイト部」の部員らが、新型コロナウイルス対策にと、肌に優しいハンドジェルを考案した。連携している津市の美容品メーカー「ビケント」が製造し、伊賀市内で販売を始めた。

 同部では、美容師の国家資格取得を目指す傍ら、美容関連商品の開発にも挑戦してきた。これまでに、全身用美容ジェル「ピアニン」などのヒット商品も生み出している。

 今回考案した商品は「アルコール・ハンドジェル・バイ・ピアニン」。頻繁に使うようになったハンドジェルだが、手荒れを気にする人もいる。部員らはコロナ禍で休校になった際に「何とか地域に貢献したい」と、オンラインで相談し合い、ピアニンのシリーズのコンセプト「使って肌に優しい」に沿った商品を考案した。

 高濃度のアルコールや合成アルコールの使用は避け、サトウキビ由来の天然発酵アルコールを最小限の60%の濃度で使用した。植物由来のグリセリンも加え、保湿も目指した。商品は97%以上が天然成分だが、除菌効果は99・9%になった。インフルエンザ対策にもなるという。ボトルのデザインにもこだわった。

 部員らは学校で開いた7月末の完成披露会で詳細を発表。部長で2年の間浦愛華さん(16)は「リモートで相談した時は本当に出来るか不安でしたが、安くて良いものを早く提供したかった。部員の団結力も高まった」と話した。

 このハンドジェルは、道の駅あやま、わたせい、岡森書店白鳳店などで販売している。携帯用80ミリリットル税込み899円、300ミリリットル税込み1320円に。初回生産は計6千本。(藤井匠)