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 「子安地蔵尊」として親しまれている善福寺(京都府舞鶴市)の府指定文化財「木造地蔵菩薩坐像(ぼさつざぞう)」が、3年かけて修復された。平安後期の作風とされる柔和な表情や彩色が戻った。

 市などによると、像の高さは133・5センチ。像内には約50人の名前が記された墨書があり、承安5(1175)年制作とみられる。後世に施された木屎漆(こくそうるし)(漆に木粉を混ぜたもの)の劣化など傷みが激しかったため、府や市、朝日新聞文化財団などの助成で2017年4月から修復していた。

 7月23日に開帳法要が営まれ、同寺の田中文秀(ぶんしゅう)住職(41)は「地蔵尊に込められた『子孫が希望を持っていける世になってほしい』という思いを感じてほしい」と話した。問い合わせは同寺(0773・75・4183)へ。(大久保直樹)