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 埼玉県の大野元裕知事は5日、県庁で記者団の取材に応じ、中国企業バイトダンス傘下の動画アプリ「TikTok(ティックトック)」の県公式アカウントを利用停止にしたことを明らかにした。中国への情報流出の懸念などが議論されており、「(情報流出の)懸念が払拭(ふっしょく)できず利用を控えた。国の出方や国際社会の成り行きを見守りたい」としている。

 県は2月、ティックトックのアカウントを作り、ダンス動画など約20本を投稿。6月には運営会社の日本法人と協定を結び、県のPR活動で連携を進める予定だった。

 ところが、情報流出を不安視する声が県に寄せられ、7月20日ごろにアカウントの利用を停止。運営法人からは「安全性について説明できるよう対応していく」との説明があったという。大野知事は「県の名前で(アプリに)信用を与えるのは適切とは思わなかった」とも述べた。

 ティックトックをめぐっては、神戸市も市の公式アカウントを今月3日付で止めている。(釆沢嘉高)