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 広島への原爆投下から6日で75年となるのを前に、広島市中区の平和記念公園内にある「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」前で5日、慰霊祭が開かれた。

 在日本大韓民国民団広島県地方本部が主催し、今年で51回目。例年約300人が参列するが、今年は新型コロナウイルス対策のため民団や被爆団体の関係者ら約100人に制限した。

 民団県地方本部の李英俊(イヨンジュン)団長は「犠牲になった魂を無駄にすることなく、世界平和が続くよう努力する」と追悼の辞を述べた。在日韓国人2世の被爆者、李鐘根(イジョングン)さん(90)は「熱線にさらされながら逃げ惑ったことを思い出した。20年もすれば、被爆者はいなくなる。核兵器を早くなくさなきゃいけない」と語った。

 慰霊碑は1970年、被爆した朝鮮半島出身者を慰霊するため平和記念公園の対岸に建てられ、99年に公園内に移設された。(三宅梨紗子)