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 米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーが4日発表した2020年4~6月期決算は、純損益が47億ドル(約5千億円)の赤字だった。前年同期は14億ドルの黒字だが一転、巨額赤字に陥った。新型コロナウイルスの感染拡大で世界中のテーマパークが休園に追い込まれ、映画の公開の先延ばしやスポーツ中継の中止で収益が激減した。

 売上高は前年同期比42%減の117億ドル。落ち込みが激しかったのはテーマパーク部門で、85%の減収。世界中の「ディズニーランド」などのテーマパークや関連ホテル、クルーズ船が軒並み営業停止となった。

 米国中の映画館の休業が長引いたことで、映画部門も同55%の減収。期待の新作映画「ムーラン」は、劇場公開が何度も延期された。ボブ・チェイペック最高経営責任者(CEO)は4日、「ムーラン」について、動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」の北米などの会員向けに、9月4日から約30ドルで配信すると明らかにした。

 ディズニー+は動画配信最大手のネットフリックスに対抗して19年に開始し、会員数が直近で6千万に達した。ディズニー傘下の「Hulu(フールー)」などと合わせた動画配信サービスの会員数は1億を超え、チェイペックCEOは「将来の成長のカギになる」と語った。(ニューヨーク=江渕崇)