[PR]

 政府は配備を断念した陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替策の検討を進めている。イージス艦を増やすなどの案が出ているが、決め手に欠く。米国の「統合防空ミサイル防衛(IAMD)」との連携も模索するが、武力行使の一体化につながり、憲法違反になる恐れもある。今後のミサイル防衛は容易ではない。

 安倍晋三首相は4日、陸上イージスの代替策や敵基地攻撃能力の保有などの検討を求めた提言を小野寺五典元防衛相らから受け取り、「まずアショアの問題について、しっかりその代替を含めて議論していきたい」と述べた。公明党の山口那津男代表は5日、広島市内で記者団に「自民党が一定の考え方を出した以上、公明党の考え方が重要な意味を持つ。議論を深めていきたい」と語った。

 政府が今後のミサイル防衛で優先的に取り組む課題が、陸上イージスの代替策だ。防衛省は7月29日、自民党の会合で、①イージス艦を増やす「増艦案」②人工浮島(メガフロート)など洋上施設に管制レーダーと迎撃ミサイル発射装置を配備する「洋上案」③地上に管制レーダー、艦艇に発射装置を配備する「分離案」――の3案を示した。

 ただ、どれも長所と短所があり、決定打に欠ける。

 「増艦案」は海上自衛隊の要員…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

【10/13まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら