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 自民党の森山裕・国会対策委員長は5日、立憲民主党の安住淳国対委員長と会談し、今月後半に閉会中審査の形で新型コロナウイルスに関する委員会質疑を行う方針を伝えた。ただ、安倍晋三首相の委員会出席には難色を示した。臨時国会の早期召集に応じない姿勢も続けている。

 森山氏と安住氏は、今月中旬に厚生労働委、下旬に内閣委を開催することで合意。9月上旬に想定する予算委に向け、安住氏は首相の出席を求めたが、森山氏は応じなかった。森山氏は会談後、「所管大臣で(質疑を)やることがまず大事。所管大臣を越えて首相とやるのはいかがかと思う」と記者団に述べた。

 憲法の規定に基づく立憲など野党4党による臨時国会の召集要求をめぐり、森山氏は4日、早期の開会を拒否する方針を野党側に通告。国会召集を迫りつつ閉会中審査も求める姿勢に転じた野党側に対し、森山氏は「首相出席」の可能性を早々に封じた形だ。

 コロナの感染が再拡大するなか、首相は1カ月半にわたり国会の閉会中審査で答弁に立たず、記者会見もしていない。安住氏は「一国のリーダーがなぜ国民に説明をしないのか。本当に不可解だ」と批判を強めている。(吉川真布)