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 北陸新幹線の建設工事で、福井県敦賀市の樫曲から大蔵に至る「深山(みやま)トンネル」(768メートル)が3日に貫通し、建設主体の鉄道・運輸機構や県、市、工事の関係者ら約50人が出席して祝った。これで、工事が進む金沢―敦賀間のトンネル全12本が貫通した。

 トンネル坑内であった貫通式では、重機で最後の斜面を掘削。穴が開いて光が差し込むと、出席者らは「バンザイ」をして貫通を喜んだ。

 同機構の柏木亮・敦賀鉄道建設所長は、ラムサール条約に登録された中池見湿地への影響を回避するルートに変更したことや、掘削土から基準値を上回るヒ素が検出され、工事を約4カ月中止したことなどを振り返りながら、「地元には多大な不安や心配をかけたが、無事貫通に至った。皆様の深い理解と協力のたまものだ」とあいさつした。(堀川敬部)