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 トランプ大統領が次期駐日米大使に指名した、米シンクタンク・ハドソン研究所のケネス・ワインスタイン所長は5日、上院外交委員会で開かれた指名承認のための公聴会で証言した。

 ワインスタイン氏は、日本の防衛力が強化されたと評価したうえで、「承認された場合、さらなる強化と日米同盟においてより大きな責任を担うことを促す」と証言した。米軍普天間飛行場の移設問題にも言及し、「日本と協力して、米軍再編の着実な実施に取り組む」と話した。日本との貿易交渉については、「特に自動車部門について、一層の進展が必要だ」と強調した。

 ワインスタイン氏は、米国の対中戦略における日本との関係の重要性も強調した。「中国は尖閣諸島周辺でより攻撃的になっている」と中国公船の活動活発化を指摘。「私の役割は同盟の重要性を強調し、米国も日本も、より多くのことをする必要があると訴えることだ」と話した。そのうえで、駐留米軍経費の負担交渉についても「実りある結果になるだろう」と話した。

 駐日米大使のポストは、ハガティ前大使が米上院選に出馬するため昨年7月に離任して以来、1年以上空席となっている。上院の承認手続きにはなお時間がかかるため、ワインスタイン氏の赴任は今秋以降になる可能性がある。(ワシントン=大島隆)