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 通信制のNHK学園高校(篠原朋子校長、東京都国立市)で、卒業生ら三十数人分の指導要録の写しが所在不明になっていることが5日、わかった。学校教育法に基づく学習の記録で、学校側に保存が義務づけられている。同校は捜索を続けるとともに、関係者への謝罪や説明を始めた。外部への情報流出はないという。

 指導要録は入学試験の調査表などの元になる。同法の施行規則で保存期間は、出席など学籍部分は20年間、評価など指導部分は5年間と定められている。

 同校によると、不明になっているのは学籍部分が三十数人分で、うち3人分は指導部分も見つからない。個人情報の保管状況を点検する過程で4月に発覚した。本来の保管場所以外のロッカーなどで見つかる一方、新たな所在不明も判明し、学内の捜索に時間を要しているという。同校は進学などへの影響はないとしつつ、「管理が不十分だった。再発防止に努める」としている。都にも経緯を報告したという。

 同校のホームページによると、NHKが1962年に国内初の広域通信制高校として設立した高校で、卒業生は7万6千人を超える。NHKの「Eテレ」「ラジオ第2」の「NHK高校講座」と連動したカリキュラムで、パソコンやタブレット端末にも対応した教育システムを採っている。(山浦正敬)