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 京都古文化保存協会などが主催する秋の「京都非公開文化財特別公開」(朝日新聞社特別協力)の概要が決まった。協会が7日に発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、全体の会期を9月1日~12月13日と長期間設定し、期間中に寺社など18カ所が個別の日程で分散して公開する。会場では検温を実施し、密集を避けるなど感染防止策を徹底する。

 泉涌寺(せんにゅうじ)(京都市東山区)の塔頭(たっちゅう)である悲田院(ひでんいん)では10月15日~11月1日に、鎌倉時代の宝冠阿弥陀如来坐像(ほうかんあみだにょらいざぞう)が公開される。ヒノキ材の割矧造(わりはぎづくり)で像高約72センチ。理知的な美しい表情で、2009年に京都国立博物館と大津市歴史博物館を中心とする調査で頭部の中から墨書が発見され、快慶作と断定されたという。

拡大する写真・図版悲田院の快慶作の宝冠阿弥陀如来坐像=京都市東山区、筋野健太撮影

記事後半では、各寺社の現時点での公開日程を紹介しています。

 このほかの公開場所は、上賀茂神社▽梅辻家住宅▽北野天満宮▽冷泉家▽下鴨神社▽法然院▽知恩院三門▽長楽館▽両足院(りょうそくいん)▽六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)▽智積院(ちしゃくいん)▽泉涌寺舎利殿▽戒光寺▽東福寺法堂(はっとう)▽東福寺三門▽東寺講堂・五重塔▽石清水八幡宮。

拡大する写真・図版悲田院の快慶作の宝冠阿弥陀如来坐像=2020年7月7日午後、京都市東山区、筋野健太撮影

 拝観料は1カ所あたり大人1千円、中高生500円(一部異なる)。新型コロナウイルスの感染拡大の状況により、公開期間や公開場所などが変更となる場合もあるため、詳細は協会ホームページ(http://www.kobunka.com/別ウインドウで開きます)で確認を。問い合わせは協会事務局(075・451・3313)へ。

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 特別公開の拝観料収入は、文化財の修理や保存に役立てられています。(久保智祥)

各公開場所の公開日程は次の通り。(8月7日時点)

拝観受付は原則午前9時~午後4時。

1.上賀茂神社 9月1日~12月13日

2.梅辻家住宅 10月1日~11日

3.北野天満宮 10月9日~18日

4.冷泉家 10月31日~11月3日

5.下鴨神社 10月1日~12月13日

6.法然院 11月1日~7日

7.知恩院 三門 9月12日~27日

8.長楽館 9月1日~12月11日

   ※午前10時~午後4時。9月12、13、16、17、20、21、26日、10月7、11、17、 19、24、25、31日、11月21、22、28日、12月4~6日休止。

   ※9月7、14日、10月9、16、23、26日は正午~午後4時。

9.両足院 10月20日~12月13日

   ※午前10時~

10.六道珍皇寺 10月1日~11月29日

   ※11月10、11日休止

11.智積院 10月10日~11月29日

12.泉涌寺 舎利殿 10月10日~31日

13.悲田院 10月15日~11月1日

14.戒光寺 10月12日~11月1日

15.東福寺 法堂 9月1日~12月13日

16.東福寺 三門 9月1日~12月13日

17.東寺 講堂・五重塔 10月31日~12月13日

18.石清水八幡宮 10月2日~11日