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三島事件とその時代①

 小説「金閣寺」で知られる作家、三島由紀夫が「楯(たて)の会」のメンバーと東京・市谷の自衛隊に籠城(ろうじょう)、決起を促す演説後に割腹自殺した三島事件(1970年11月25日)の前の月、早稲田大学そばの神社で学生の焼身自殺があった。

拡大する写真・図版山村政明の死を悼む「学生葬」。当初、学生運動との関係がクローズアップされた=1970年10月15日、東京都新宿区の早稲田大学

 翌71年に学生の遺稿集が出版され、五木寛之(87)が帯に言葉を寄せた。「三島由紀夫の華やかな死より、早稲田の穴八幡で独りボロ布のように死んだ山村政明(まさあき)の死のほうが、自分にとっては比較にならない重さで感じられている」

 山村は当時早大第二文学部2年で、享年25。遺書があった。

作家・三島由紀夫らによる「三島事件」から今年で50年。三島は何を訴え、人々はどう受け止めたか。あの時代と、その後をたどりながら、私たちが生きる現代を5回連載で考える。

 「被植民地支配下の異民族の末…

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