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 群馬県草津町で昨年12月、新井祥子町議(51)が議会から除名処分を受けて失職した問題で、県は6日、地方自治法に基づき処分を取り消した。

 新井氏は昨年11月に配信された電子書籍や記者会見で、町長室で黒岩信忠町長(73)から2015年1月に性的な行為をされたと告発。議会でも被害を訴えたが、発言が「議会の品位を傷つける」として除名された。新井氏は処分取り消しの審決を申し立て、県は「町議会の主張は懲戒事由には当たらない」とした。セクハラの真偽については判断していない。

 この問題をめぐり、黒岩町長は「虚偽の内容」と反論し、名誉を傷つけられたとして新井氏らを提訴した。県は今年2月、投票した有権者の町政参加の権利が侵害されるとして除名処分の執行を一時停止しており、新井氏は議席を回復していた。(中村瞬)