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 暴力団組員にみかじめ料を支払ったとして、警視庁は、東京・湯島でキャバクラなどの店を通行人らに勧める「キャッチ」をしていた男(23)を東京都暴力団排除条例違反容疑で逮捕し、6日発表した。みかじめ料対策を強化した昨年10月の条例改正により、同種条例で全国に先駆けて規制対象にキャッチが加わり、適用も全国初という。

 組織犯罪対策3課によると、逮捕されたのは住所不定の無職佐藤尚悟容疑者。4月25日、指定暴力団山口組系組員の男(51)=同条例違反容疑で逮捕=に現金2万5千円をみかじめ料として支払った疑いがある。湯島・上野地域でキャッチを始めた昨年10月ごろから毎月同額を払っていたとみられる。

 改正された条例の施行で、同地域のほか新宿や六本木など都内29カ所の繁華街では、みかじめ料を受け取るだけでなく、支払う行為にも即座に罰則が科される可能性があり、支払いを規制する対象もキャバクラやクラブから広がった。暴力団への支払いの取りまとめなど関与を深めるキャッチも確認されており、東京五輪・パラリンピックを控え、警視庁は警戒を強めている。