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 対戦型のコンピューターゲームで技を競う「e(イー)スポーツ」が、高齢者の認知症予防や孤立防止に役立つと注目されている。神戸市には7月、高齢者専用のeスポーツ施設がオープン。行政も介護施設にeスポーツを導入する実証実験に乗り出した。(遠藤美波)

 「前回のお絵かきゲームはちょっと難しかったわ」「じゃあ、今日はオンラインのつなぎ方から復習しましょうか。『ログイン』を選んで、パスワードを入れて……」

 神戸市中央区に7月2日オープンしたeスポーツ施設「ISR e―Sports」。訪れると、会員の女性(65)に、代表の梨本浩士さんがゲームの操作方法を教えていた。女性は「今までは家のタブレット端末で数独やパズルをしていたけど、1人でやってもつまらなくて。ここに来れば知らないゲームを教えてもらえるし、友人の輪も広がる」と話す。

 施設は、会員資格が「60歳以上」に設定された「シニアのためのeスポーツ施設」だ。6台の大型パソコンが並び、イスは長時間座っても疲れにくいものを選んだ。料金は2時間1千円。うち30分は休憩時間で、新型コロナウイルスの感染予防策をとった談笑スペースもある。

 考案した梨本さんは人材派遣会社の社長をつとめる。以前から、高齢者から就労の希望が寄せられても何か資格を持っていないとなかなか実際の仕事紹介につながらないことが悩みだった。趣味のeスポーツをしているとき、「これなら体を動かしにくい高齢者でもプレーできる」と思い、ひらめいた。「自分が高齢者にeスポーツを教えてeスポーツの指導者を育成すれば、高齢者の副業の選択肢を増やせるのでは」

 初心者にはマウスの使い方から…

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