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 世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は6日、米国のシンクタンクが催したパネル討論にオンラインで参加し、米国のWHO脱退について「再考を願っている」と述べた。

 テドロス氏は司会者の質問に答える中で米国の脱退に触れ、「資金不足になることが問題なのではない」と強調したうえで、米国の「指導的役割」がより重要だと述べた。さらに、「世界が分断されていては(新型コロナウイルスという)危険な敵を打ち負かすことはできない」と訴えた。

 また、米国がWHOを「中国寄り」などと批判していることを念頭に、「WHOや国連のシステムで問題になっていることがある」と認め、調査や検証に協力する姿勢を改めて表明する一方、「今は協力してウイルスとの闘いに集中する時だ」と呼びかけた。(ブダペスト=吉武祐)